JRAは9日、2023年度JRA賞競走馬部門の受賞馬を発表した。

最優秀2歳牡馬には、3戦3勝でG1朝日杯FSを制したジャンタルマンタル(牡3、高野)が全295票中288票(残り7票はフォーエバーヤング)を集めて選出された。

今年からダーレー・ジャパン(北海道日高町)で供用されることも決まったパレスマリスの産駒。デビュー戦から高いレースセンスを見せ、デイリー杯2歳S制覇をステップに2歳王者に登りつめた。管理する高野師は「ありがとうございます。馬の持っている力を素直に表に出してくれて、結果的に3連勝でG1も勝ってくれました。まずは馬に感謝ですね。そして、そこに導いてくれた馬主さん、牧場の方、スタッフ、騎手、その他関わってくれた皆さんに感謝したいと思います」とコメントした。

今後は牡馬クラシック第1戦の皐月賞(G1、芝2000メートル、4月14日=中山)を大目標に調整を進めていく。師は「オーナーから皐月賞を目指してほしいという旨は伝えられていますから、そこへ向けてやっていきたいです。距離は延びますが、この馬ならやってくれるんじゃないかと思います」とさらなる期待を込めた。

※年齢は明け年齢