サウジカップデーの1351ターフスプリント(G2)を快勝した英国のアナフ(牡5、M・アップルビー、父ムハーラー)が予備登録を行っている高松宮記念(G1、芝1200メートル、3月24日=中京)に参戦しないことがわかった。「サラブレッドデイリーニュース」電子版が28日、伝えている。

アナフは昨年6月のロイヤルアスコット開催で行われたG1キングズスタンドSで3着の実績があり、10月のG3ベンゴーSで重賞初制覇を果たしたスプリンター。一昨年秋には韓国(ソウル)のコリアスプリントに遠征(7着)し、藤岡康騎手とコンビを組んだこともある。今年の1351スプリントは外枠からのスタートだったが、ロッサ・ライアン騎手とスタート直後にインへ潜り込み、直線は内ラチ沿いを強襲。ララクリスティーヌ(2着)、ウイングレイテスト(4着)、アグリ(6着)、バスラットレオン(10着)を退け、日本馬の同レース3連覇を阻んでいる。管理するミック・アップルビー調教師は「(1351ターフスプリントのレース後も)すべていいです。いい状態でレースができたし、いい結果でした。正直なところ、彼の低評価には驚いていました。(今後は)ドバイワールドカップデーに行くつもりです。日本からも招待を受けましたが、レースまでの時間が短いかもしれないし、輸送距離も長くなるので、行かないことを決断しました」とコメント。次走はドバイのアルクオーツスプリント(G1、芝直線1200メートル、3月30日=メイダン)に向かうことになる。