福永祐一調教師(47)は騎手時代と変わらず、自然体のまま開業2週目を迎えた。調教を終えた午前11時すぎ、大仲(スタッフの休憩所)にいた師は、笑顔で「(調教師を)楽しくやれているよ」と振り返った。

デビュー週となった先週は、2頭を送り出してともに2着。勝利こそならなかったが、確かな手応えをつかんだ。「2頭ともよく頑張ってくれました。調教で感じていた手応え通りにしっかり走ってくれましたし、やってきたことが間違いでなかったと思えました。良かったですよ」と笑顔で話す。

今週こそ初勝利となるか。日曜の中山、阪神に各1頭がスタンバイ。阪神9Rプリモカリーナは川田騎手との初コンビになる。調教メニューを福永厩舎流に変えて少し疲れはあったが、動き自体は問題なし。「1400メートル自体はいいですね。川田騎手はどのカテゴリーでも成績を残している騎手。馬にも合っていると思います」と期待していた。