今週は春のG1シリーズ開幕を告げる高松宮記念(G1、芝1200メートル、24日=中京)が行なわれる。

ディヴィーナはデビュー20戦目の今回が引退レースとなる。13、14年のヴィクトリアMを連覇したヴィルシーナが母という友道厩舎ゆかりの良血馬。友道師は「デビュー前まではなかなかスムーズにいかなかったけど、それからは大きなけがなくここまできた。最後も無事にいってほしい」と思いを語る。

中長距離で活躍馬を多く輩出する友道厩舎は、これがJRA・G1のべ210戦目にしてスプリントG1初挑戦。ディヴィーナ自身もこれまではマイルから中距離が主戦場で、芝1200メートルは初めてになる。ただ、師は「左回りはいいし、中京も合っている。今は1200、1400メートルがいいと思う」と好感触。M・デムーロ騎手も「1200メートルはいいと思う」と一致する。

前走から3カ月半ほど空いたが、しっかりと乗り込まれて順調に調整。「動きはいいし、具合はいいよ」と師もうなずく。ラストラン、初スプリントでG1初戴冠へ。態勢は整っている。