デビュー2年目の石田拓郎騎手(19=新開)が6日の福島2R(未勝利、芝1200メートル)でJRA初勝利を挙げた。

7番人気ロマンスライト(牝3、宗像)と最内枠から好位のインを進み、ゴール前で強襲。逃げた内のブルボンクイーンをとらえ、外ミライハーモニーとの接戦を鼻差で制した。通算136戦目でうれしい初勝利。単勝は5570円の好配当だった。

父の実さんは宗像厩舎でウインキートスを担当しており、縁の深い厩舎で挙げた記念の1勝。「勝ててうれしいですが、まずはホッとしたという気持ちが大きいです。レースはゲートをスムーズに出てくれて、コーナーもとても手応えよくまわってくることができたので、あとは内が空くのを待っていた感じです。最後の直線はもう惜しい競馬はしたくないと思って、絶対勝ちたいという気持ちで追っていました」と振り返った。

ウイナーズサークルでは温かい拍手を送られ、「このようなことは初めてなので、本当にうれしいです。これからも1頭1頭、その馬に合った乗り方をして、1つでも上の着順に持ってくることができるように、1つ1つ丁寧に乗っていきたいと思います。これからどんどん勝ち星を重ねていけるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします」と笑顔を見せた。