良血シュガークン(牡、清水久)が兄のリベンジへ挑戦権を狙う。

土曜東京の青葉賞(G2、芝2400メートル、27日、2着までダービー優先出走権)にエントリー。前走の大寒桜賞では、厩舎の大先輩でもある半兄キタサンブラックをほうふつとさせる逃げ切りを決めた。担当の宮本助手は「スタートして何完歩目かで左トモを落鉄していた。豊さん(武豊騎手)も最後は流していたし、まだ目いっぱい走ってない」と着差(2馬身)以上の走りに舌を巻いた。

その素質は底知れない。先週17日にはレジェンドを背にCウッドで6ハロン80秒2。ラスト2ハロンは11秒1-11秒1と絶好の反応を見せ、オープンの古馬ボルザコフスキーに先着した。「思っている以上に豊さんが買ってくれている。『距離も問題ない』と言ってくれた。攻め馬も1戦ごとに動けている」。偉大な兄が生涯唯一の2桁着順に沈んだのが15年ダービー(14着)。同じ舞台でまずはトライアルを突破する。