強気にドラマチックな節目星をつかんだ。5番人気レーゼドラマ(辻野)が重賞初制覇を決めた。

4角で早々に先頭へ立ち、豊富なスタミナを生かして押し切った。勝ち時計は1分47秒8。鞍上の戸崎圭太騎手(44=田島)は重賞でJRA通算1600勝を達成。今後は状態次第でオークス(G1、芝2400メートル、5月25日=東京)が視野に入る。

   ◇   ◇   ◇

見どころは早々にやってきた。3角を少し過ぎ、残り650メートルほど。2番手のレーゼドラマが内の逃げ馬を馬なりで交わす。4角手前、後続と差を広げる。直線、もがく他馬の追い上げを粘り腰で防ぐ。残り100メートルで態勢決着。2着に2馬身半差の快勝劇。鞍上は「長い脚を使うタフな馬。自分から動いて勝負を仕掛けていこうと。いい形で走ってくれました」とねぎらった。

伏線は前走にあった。豊富な体力を生かそうと、オークスと同舞台のゆりかもめ賞に挑戦。2番手から運ぶも直線の瞬発力勝負で劣り6着に敗れた。戸崎騎手は「前走でこの馬の力を出し切り競馬ができなかったので、そこだけ気を付けて乗りました」とリベンジ成功。阪神で見届けた辻野師も「長所をフルに生かしたジョッキーのファインプレーです」とたたえた。

次の舞台は自然と定まる。2戦連続の関東遠征で賞金を加算。師は「馬の状態、オーナーと相談になりますが、距離は延びても問題ないですし、桜花賞よりオークス向きかなと思います」と5月を見据える。突如始まった牝馬クラシック候補の新ドラマ。もう目が離せない。【桑原幹久】

◆レーゼドラマ ▽父 キズナ▽母 シアードラマ(バーニングローマ)▽牝3▽馬主 (有)社台レースホース▽調教師 辻野泰之(栗東)▽生産者 社台ファーム(北海道千歳市)▽戦績 4戦2勝▽総獲得賞金 4416万7000円▽馬名の由来 読まれることを目的とした脚本形式の文学作品