夏の主役の座を、相棒とともにいただく-。新潟記念(G3、芝2000メートル、31日=新潟)で、前走の七夕賞を逃げ切ったコスモフリーゲン(牡5、畠山)に騎乗するのは柴田大知騎手(48)だ。自身4年7カ月ぶりとなる重賞制覇をプレゼントしてくれたパートナーと挑むのは、逆転でのサマー2000シリーズ王者。長い直線を克服し、強豪メンバーを人馬一体で撃破する。

    ◇    ◇    ◇

人馬のアツい夏は終わらない。コスモフリーゲンで七夕賞を逃げ切り、検量室前では感極まった表情を見せた柴田大騎手。「ずっと乗せていただいてますし、結果を出さなければならないと思って」と全9戦中8戦でコンビを組み、普段の調教からつきっきりで取り組んできた相棒が、久々の重賞タイトルをプレゼントしてくれた。今度は馬に勲章を-。サマー2000シリーズのタイトル奪取のチャンスがやってきた。

迫力満点の調教を積んできた。1週前は美浦ウッドで鞍上がいっぱいに追い闘魂注入。馬場の外寄りを6ハロン83秒5-11秒1で駆け抜けた。今週は馬なりで6ハロン82秒3-11秒4。乗り役が「ここまで順調ですし、状態は本当にすごくいい」ときっちり仕上がった。

乗り越えなければならない壁もある。馬自身初となるワンターンのレースだ。「本来はコーナー4つの方が良いのかな」と話すように、これまでは1周する競馬で先行して押し切るという勝ちパターンを組み立ててきた。だから「自分の競馬をするだけです」と今回も強気の先行策を示唆する。相手を見渡せば徹底先行型も少なく、すんなり先手を取って、淡々とした流れで運び押し切った前走の再現もありそうだ。

今年から別定戦となった新潟記念は、秋に向けて好メンバーが集った注目の一戦。「ここでどれだけやれるかです。この先につながる走りを」と柴田大騎手。歓喜のみちのくから、今度は越後で-。羽ばたく相棒の翼となる。【深田雄智】