フランスギャロが公式ホームページで発表しているトラッキングリポートによると、フォワ賞のビザンチンドリームは勝ちタイムが2分28秒32、上がり3ハロンはメンバー最速の33秒09という優秀な数字だった。
同じコースで行われた牝馬のG1、ヴェルメイユ賞はアヴァンチュールが勝ちタイム2分29秒34で上がり3ハロンが33秒11、2着ゲゾラが走破時計2分29秒57で上がり3ハロンがビザンチンドリームと同じ33秒09。3着ベッドタイムストーリーは同2分29秒83、33秒07だった。3歳馬のニエル賞はクアリフィカーが勝ちタイム2分30秒56で上がり3ハロンが34秒09。
7日にパリロンシャン競馬場で行われた3つの現地前哨戦を比較すると、最も優秀なのはビザンチンドリームが制したフォワ賞で、勝ちタイムはヴェルメイユ賞より約1秒、ニエル賞より約2秒も速い。その上で上がり3ハロンも他の2競走の勝ち馬より優秀な数字だった。
ただ、忘れてはいけないのは凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)本番の負担重量だ。本番は古馬牡馬が59・5キロ、3歳牡馬が56・5キロ。牝馬はそれぞれ1・5キロ減となる。
この日はフォワ賞組のビザンチンドリーム、ソジー、アルマカム、ロスアンゼルスなどが58・5キロだったのに対し、牝馬限定とはいえG1競走だったヴェルメイユ賞のアヴァンチュールは59・5キロ、ゲゾラ、ベッドタイムストーリーは56キロ。ニエル賞組も本番より重い58・5キロを背負っていた。
凱旋門賞本番で、前哨戦とは異なる怖い要素が馬場状態と「斤量差」。もちろん、最終的には馬の状態面も大事になる。フォワ賞の圧勝劇で多くの日本の競馬ファンに期待を抱かせてくれたビザンチンドリーム。無事に、最高の状態で当日を迎えてくれることを願いたい。

