埼玉・行田名物「フライ」って知ってますか? 「田んぼアート」の撮影が無事終わり、同市農政課の市川さんに「この辺りでお昼ごはんを食べるとこありますか?」と訪ねたところ「フライはどうですか?」と提案された。もちろん我々はアジフライとかコロッケを想像したのだが、「全然、違いますよ」と市川さんは笑った。


埼玉・行田名物「フライ」のミックス。中には焼きそばが入ってます
埼玉・行田名物「フライ」のミックス。中には焼きそばが入ってます

行田市駅から徒歩5分の「深町フライ店」を紹介され、正午すぎに到着すると、狭い店内はお客さんでいっぱいだった。壁に貼られたメニューには「ふらい、焼きそば、ミックス」としか書いてない。しかも、なぜか平仮名の「ふらい」は小なら300円、大でも400円ととても安かった。


「深町フライ店」の看板
「深町フライ店」の看板

我々はミックスの「中(550円)」を注文すると、それほど待つことなく運ばれてきたのは「お好み焼き」のようなもので、決して油で揚げたものではなかった。小麦粉でできた生地の表面にはウスターソースが塗ってあり、青のりと紅しょうがが添えられている。ミックスなので中には焼きそばが入り、まるで「広島焼き」のようだった。


「ゼリーフライ」の中身は「おから」です
「ゼリーフライ」の中身は「おから」です

もう一つの名物「ゼリーフライ」なるものが隣の店あると言われテークアウトすると、こちらは見るからに「コロッケ」だった。食べるとコロッケよりはあっさりした感じで、中身はジャガイモでなく「おから」だという。形が小判に似ているため、銭(ぜに)が「ぜにー」となり、最終的に「ゼリー」と呼ばれるようになったということだった。


「田んぼアート」をドローン撮影する河野カメラマン
「田んぼアート」をドローン撮影する河野カメラマン

これらフライの店は行田だけでなく、近隣の熊谷、吹上などにも数十店あり、子供から大人まで食べるそうです。しかし、味に飽きるからといって、テーブルに漬物がおいてあったのには驚きました。しかもこれが、「ふらい」に本当に合うんです。一度、お試し下さい。【鹿野芳博】


◆株式会社セキド http://sekidocorp.com/

◆DJI認定ストア虎ノ門 https://sekidocorp.com/toranomon/