
- サンタモニカまで通じました。電車は数分間隔で深夜まで走っているのでとっても便利
ハリウッドやユニバーサルスタジオにも
大都会でありながら、公共交通機関が極端に不便なロサンゼルスに待望のメトロレイル(ロサンゼルス交通局が運営する電車)がサンタモニカまで開通しました。これにより、ダウンタウンとサンタモニカが1本の路線で結ばれ、交通の便がとても良くなりました。ダウンタウンで乗り換えれば、ハリウッドやユニバーサルスタジオにも行けるとあり、観光客にとってはこれで行動範囲がぐっと広がりそうです。
新しく7つの駅20日に開通
これまでダウンタウンからソニー・ピクチャーズのスタジオがあるカルバーシティまでは開通していましたが、そこから終点のサンタモニカまでの7つの駅が20日にオープン。これを記念し、2日間に渡って新たに開通したエクスポ・ラインに無料乗車できるイベントが行われました。この路線上のどの駅から乗っても、どこまで行ってもOKということで、さっそく私も乗車してみました。自宅から徒歩数分のところに駅ができたので、そこから終点サンタモニカまで行ってきました。

- 高速道路と平行して走る線路の下では開通記念イベントが行われていました
初めての電車に大はしゃぎの大人たち
LAは完璧な車社会なので、初めて電車に乗る人も多く、近所の人たちも挨拶代わりのように、「もう電車に乗った?」と聞いてきます。駅に到着すると周辺道路を封鎖して開通記念イベントも行われており、お祭り騒ぎ。初めて電車に乗る子供のようにはしゃいで写真を撮りまくったり、「ここに行くにはどこで降りるんだ?」と「初めてだからドキドキする」などと車内で騒ぐ人たちを横目に、日本で生まれ育った者としては、たかが電車に乗るだけでこんなにパニックになるんだなあと、とっても不思議な気持ちになりました。

- ホームには大勢の人たちが電車の到着を待っています
車窓から外の景色をみながら、新たに開通した7つの駅を堪能すること約20分。この日はすべての列車がほぼ満員状態でホームも大混雑していたので1駅ごとの停車時間も長く、通常よりも時間がかかったようです。うちからサンタモニカまで渋滞がないと車で10分強なので、時間的にはあまり変わらないですが、渋滞時にはとても便利に使えそうです。
発車停車転びそう…つり革ない取っ手も高い
実際に乗った感想はというと、発車と停車が日本に比べるとスムーズじゃないので何かにつかまっていないと転びそうになります。あとはつり革がなく、頭上の取っ手も高い位置にあるので背の低い人や子供はつかまる所があまりありません。この日は無料イベントで多くの人が乗っていたので満員状態でしたが、普段はあまり混雑しない前提で作られたのかもしれないですね。立つときは手すりがあるドア付近がベストです。

- 終点サンタモニカの駅はとっても解放的です
Suicaと同じtapカードを1ドルで購入
運賃はどこまで乗っても1ドル75セント。違う路線に乗り換える場合は2時間以内なら無料ですが、それを超えると新たに乗車賃を支払わなければなりません。一日乗り放題は7ドル。ほかにも1週間、1カ月乗り放題などもあり、お得なので観光で来た人にはオススメです。券売機でまず、日本で言うとところのSuicaと同じtapカードを1ドルで購入し、あとは希望の運賃をチャージするだけ。ロサンゼルス交通局が運営するバスなら共通で使えます。日本のように改札機がない駅もたくさんありますが、そういう駅では入口にtapカードを読み取る機械が置いてあるので必ずそれにカードをかざさなければいけません。忘れると無銭乗車で罰金を科せられることもあるので要注意です。

- 改札機がない駅の入り口。手前の機会にtapカードをかざします。エスカレーターを登るとそこがホーム。ちなみに日本みたいにキオスクはありません
車社会のLAらしく、駅まで車で行かないといけない人のために、一部の駅には無料の駐車場も完備しており、通勤や通学だけでなく、渋滞時やパーキング代が高いダウンタウンなどに行く時に活用する人も増えそうです。自転車の持ち込みもOKなので、LAでもようやく快適なエコライフを楽しめるようになってきました。次は空港乗り入れなど、さらなる路線拡大に期待です。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。写真も)

