ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに入団した大谷翔平選手が、ここロサンゼルス(LA)のお隣の州アリゾナでキャンプをスタートしたので、さっそくキャンプ地を訪れてみました。二刀流として華々しいデビューを果たしたというニュースは日本でも大々的に報じられていると思いますが、どんな所でスプリングトレーニングを行っているのか、観戦方法などを現地からレポートしたいと思います。

- エンゼルスがキャンプを行っているテンピ・ディアブロ・スタジアム。フェニックスから車で15分ほどです
エンゼルスのキャンプ地は、アリゾナ州テンピです。テンピへはLAから車で東西を横断する高速道路10号線を東におよそ5時間半。途中はひたすら何もない砂漠の中を走り続けるため、アメリカの荒野を感じることができますが、街灯もないので夜間の運転はかなり怖いです。一番近いゲートウェイとなる空港はフェニックスで、LAからは約1時間のフライト。そこからテンピまでは車で15分程度です。アリゾナはカリフォルニアのお隣ですが、1時間の時差があるので注意が必要です。

- 収容人数は約9600人と小さいので、とっても近くで観戦することができます
テンピは州都フェニックスの東に位置しており、アリゾナ州最大の州立大学があるため、学生が多く住む若者の街として知られています。ダウンタウンにはレストランやバー、ショップが並び、若者で活気があります。テンピにはプロのスポーツチームはありませんが、毎年2月中旬から3月下旬までエンゼルスがキャンプをしており、この時期はたくさんのファンが訪れます。この時期はテンピの周辺のメサやピオリアなどでもドジャースやカブス、アスレチックスなど多くの球団がキャンプを行っており、気軽に各球団のキャンプ地をはしごできるのも魅力です。エンゼルスが2025年までスプリングトレーニングを行うことになっているのは、収容人数約9600人のディアブロ・スタジアムです。周囲にはホテルもありますが、基本的には車での移動になるため、レンタカーかタクシー、ウーバーなどを利用することになります。車があれば他球団のキャンプ地にも15分~40分ほどで行くこともでき、より楽しみが広がります。

- 地元でも大谷選手の人気は高く、球場内のショップでは17番OHTANIと書かれたユニホームが飛ぶように売れています
スプリングトレーニング中は、早朝から球場周辺の練習場でトレーニングを行い、午後からはオープン戦というのが基本的なスケジュールです。キャンプの最大の特徴は、練習を間近で見ることができる上にレギュラーシーズンとは異なり、球場自体がとても小さいので選手との距離が近いこと。ちなみにディアブロ・スタジアムはエンゼルスの本拠地の約5分の1で、1階席しかない上に球場内も自由に動けるので、試合前にお目当ての選手に声をかけることができ、サインをしてもらえる可能性も高まります。子供たちが選手からボールを投げてもらう光景も見られるなど、ほのぼのとした雰囲気です。

- アリゾナらしい雰囲気のスタジアム。ダグアウト上からの風景はこんな感じです
オープン戦を観戦する場合、球場外のチケット売り場でチケットを購入するかエンゼルスの公式サイトからも事前に購入が可能です。普段はのんびりした雰囲気のスタジアムも、今年は大谷選手のデビュー戦には多くの報道陣や日本人ファンも訪れ、ものすごい盛り上がりになっていたので、大谷選手の登板試合は早めにチケットを購入するのがおすすめです。値段は外野の芝生席なら15ドルから購入でき、一番高い席でも50ドルほどで買えます。試合開始90分前から入場できますが、基本的に食べ物や飲み物の持ち込みは禁止。球場内でハンバーガーやホットドッグ、飲み物やビールなどが売られているので、食べ物に困ることはありません。アリゾナは乾燥した気候で、スタジアムには日陰が少ないため、適度な水分補給と暑さ対策、日焼け止めにも注意が必要です。晴天の日の観戦では、1日で真っ黒に日焼けしてしまうこともあるので、帽子や長袖などの用意があると良いと思います。

- LAからテンピまでは車で5時間半ほど。アリゾナ州に入ると、ひたすらこんな光景の中を進んでいきます
球場内にはチームグッズを販売するショップもあり、大谷選手のユニホームやTシャツ、日本語で「大谷翔平」と書かれたキャップなども売られています。シーズンが始まる前にグッズを入手できるチャンスですが、お店は小さくて混みあうので時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。23日からオープン戦がスタートしたエンゼルスは、3月24日のダイヤモンドバックス戦まで毎日試合を行っています。練習試合なので本番ほど白熱した展開にはなりませんが、その分リラックスした雰囲気で選手をより間近で見られるキャンプはおすすめです。サインが欲しい人は、早起きして朝の練習にでかけましょう。

- 24日に投手デビュー戦でマウンドに立った大谷。注目の一戦は多くの観客が詰めかけ、大歓声が上がっていました
エンゼルスは最後の調整として3月25日からは同じLAを本拠地とするドジャースとの3連戦を地元LAで控えており、ここが大谷選手にとって地元デビュー戦となります。もちろん、ドジャースの前田健太投手との対決にも期待です。開幕は3月29日で、アウェーでオークランド・アスレチックスと対戦します。二刀流としてどこまでメジャーで活躍できるのか、今から開幕が楽しみです。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。日刊スポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)

