日本からの直行便も多数あるロサンゼルス国際空港(LAX)は、全米第2の旅客数を誇り、年間5500万人以上が利用する空港ながら利便性では「最悪の空港」と悪名が高いことで知られています。エンゼルスの大谷翔平選手の活躍や2028年のロサンゼルスオリンピック(五輪)開催などで日本のみならず世界中から注目が集まるロサンゼルス(LA)の玄関口として今後さらにたくさんの人が訪れることが見込まれるLAXは今、大きく生まれ変わろうとしています。

- ショッピングも楽しめる空港になったLAX

- 洗練されたデザインのトム・ブラッドレー国際線ターミナル
8つのターミナルと国際線専用ターミナル「トム・ブラッドレー」があるLAXは、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空など5つの航空会社がハブ空港として使用し、全ての主要航空会社を含む80もの旅客航空会社が乗り入れをしています。ターミナルはU字型をしており、各ターミナルとも下の階が到着ロビーで上の階が出発ロビーになっており、各ターミナル間は無料のシャトルバスで結ばれています。そんなLAXは数年前から大規模な改装と拡張工事が行われており、各ターミナルとも次々と新しく生まれ変わっています。

- LAらしい雰囲気の子供の遊び場

- アメリカらしいお土産ならLAXがおススメ
中でも21億ドルを投じた工事が15年に終了したトム・ブラッドレー国際ターミナルは、ビバリーヒルズのロデオ・ドライブやメルローズ・アベニューを彷彿させるLAらしいショッピングエリアと人気グルメショップが軒を連ねる出発ターミナルが注目を集めています。現在このエリアには、免税店以外にコーチ、エンポリオ・アルマーニ、ブルガリなどの高級ブランド店からメルローズにあるセレクトショップ「フレッド・シーガル」、下着ブランド「ビクトリアズ・シークレット」まで地元の人気ショップが並び、帰国前最後の買い物を楽しむことができます。また、出発前にキャビアとシャンパンが楽しめるバー「ペトロシアン・シャンパン&キャビアバー」、ワインテイスティングができるワインバー「ビーノ・ボロ」、日本食を中心に寿司カウンターもある「チャヤ・ブラッスリー」、LA発の人気フローズンヨーグルト「ピンクベリー」、ベニスビーチにある行列ができるレストラン「ジェームズ・ビーチ」などダイニングも充実。フードコートにはLA発の大人気グルメバーガー店「ウマミ・バーガー」もあり、出発前に腹ごしらえしたい人も一杯飲みたい人も大満足させてくれます。さらに、旅の疲れを癒すことができるスパまであり、幅広いトリートメントを受けることができます。
現在はこのトム・ブラッドリーの西側にも新しいコンコースが建設中で、大型旅客機に対応した新たな搭乗ゲートやラウンジ、ショッピングやダイニングエリアが年末にも完成予定で、2つのターミナルは歩く歩道で結ばれると言われています。

- 地元ブランドのお店やレストランも充実

- 出発前に一杯飲みたい時に気軽に立ち寄れるバーも
LAXが最悪の空港と呼ばれる理由の一つが空港へのアクセス問題。大都市の国際空港ながらターミナル内に電車の乗り入れはなく、利用者は常に交通渋滞に悩まされています。そんな交通の不便さを解消するためにも多額の資金が投じられ、レンタカー会社を一同に集めたレンタカーセンターや新たな立体駐車場、各ターミナルとメトロステーションを自動運転システムを搭載した電車で結ぶ計画などが進行中です。全てが完成するのはまだ5年先の2024年と言われていますが、日本の旅行者にとってもLAXはこれからますます便利になっていくことでしょう。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。日刊スポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)

