今月26日に結婚することが発表された秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんを巡る報道が過熱する中、ここアメリカでもニューヨーク・タイムズ紙やCBC、FOXなど大手メディアが2人の異例ずくめの結婚を取り上げています。皇室を離れてニューヨークに渡る眞子さまと昨年3月にイギリス王室を離脱して現在はカリフォルニア州で暮らすヘンリー王子夫妻を比較する記事も目立ち、「日本版ヘンリー王子&メーガン妃」として注目を集めています。アメリカのメディアでお2人の結婚がどのように報じられているのか、紹介します。
<ニューヨーク・ポスト紙>
9月27日付の電子版では、「日本のプリンセス眞子は、135万ドル(一時金の約1億5000万円)を辞退して庶民と結婚」と報道。出会いから今回の結婚発表に至るまでの経緯を伝えています。また、10月2日にも「プリンセス眞子と庶民の婚約者ケイはお金のないメグジット(ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の通称)」のタイトルで再びお2人の結婚に関する記事を掲載。王室を離脱してアメリカに移住したことで物議を醸したヘンリー王子夫妻を引き合いに、「アジア版ヘンリー王子とメーガン妃」と伝えています。さらに眞子さまとポニーテールの小室さんの結婚を「ソープオペラ(メロドラマ)」と表し、登場人物には利口で強引な小室さんの母の存在も挙げています。
<ワシントン・ポスト紙>
小室さんとの結婚する意志を貫いた眞子さまを異端児や一匹狼、独自路線を行く人を意味する「マーベリック」と評し、結婚の日取りが決まったものの伝統的な皇室の挙式は行われないと報道。結婚に対する批判的な意見が多いことを受け、戦後史上初めて伝統的な祝賀式典を行わず婚姻届を提出するだけの結婚となると状況を説明し、プリンセスと平民の恋は皇室の伝統に反するものであると伝えています。また、小室家の金銭問題による一連の騒動や日本国民の異常な関心レベル、過熱報道についても触れています。
<ニューヨーク・タイムズ紙>
「プリンセス眞子の結婚が決定。しかし、それは決しておとぎ話ではない」との見出しで1日に記事を掲載。「長くて骨の折れる婚約の後、庶民である大学時代の恋人、小室さんと結婚するとき、皇族の婚約者のわなを忘れるでしょう」と辛辣(しんらつ)な副見出しをつけています。その後も「お姫様になることを夢見ている人は、眞子さまと話をしてみるといいでしょう」と記し、「馬も馬車もない」と皇族としての華やかな祝福の儀式や結婚式を執り行わないことや、1億5000万円とも言われる一時金の受け取りも拒否したことを伝えています。一方で、日本の皇室はイギリス王室とは違ってスキャンダルや華やかさとは無縁の存在であると指摘し、ヘンリー王子とメーガン妃のようにテレビで有名司会者のインタビューに応じることもネットフリックスと契約することもないだろうと伝えています。そして、眞子さまは結婚すればもう後戻りはできないとし、今後はニューヨークでメディアや世間の目にさらされる可能性についても言及しています。
<ウォル・ストリート・ジャーナル>
「日本のプリンセス眞子の結婚発表で宮内庁は複雑性PTSDでメディアを非難」と報じ、小室さんとの結婚に関する熱狂が天皇陛下のめいのトラウマを引き起こしたと伝えています。
<ピープル誌>
「結婚に先立ち、PTSDと診断された日本のプリンセス眞子がメディアを非難」とこちらも、眞子さまが日本国内での過熱報道ぶりを批判されたという論調の記事を掲載しています。日本国民やメディアの反発にも関わらず26日に庶民で意欲的な弁護士である小室圭さんと結婚すると伝え、眞子さまは小室さんとの複雑なロマンスを取り巻くメディア報道を受けてPTSDと診断れたことを発表したと報じています。
(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」)