ロサンゼルス(LA)・ドジャースとシカゴ・カブスによる2025年シーズン開幕戦が、18日に東京で行われるのを前に地元LAも盛り上がっています。日本ではチケットの争奪戦が起きていますが、LAでは世界的な現代アーティスト村上隆氏とコラボした日本開幕戦の限定グッズを巡って争奪戦が起きています。

村上隆氏と大谷翔平投手のコラボグッズが数分で完売と報じるTMZの記事
村上隆氏と大谷翔平投手のコラボグッズが数分で完売と報じるTMZの記事

FANATICSとCOMPLEXが発表した2025MLB東京シリーズに合わせた限定版「村上隆×MLB東京シリーズ」コレクションは、アメリカでもオンラインで購入が可能な他、ポップアップストアがLA市内に7日から9日まで期間限定でオープン。初日は早朝から数千人が詰めかける大フィーバーとなり、数ブロックにわたってグッズを求める人で長蛇の列ができる事態となりました。「開幕戦を東京で見ることはできないけど、グッズを買って応援したい」「かわいい」「村上隆とドジャースのコラボなんて、最高にクール」と地元ファンの間でも話題で、特に桜の花をあしらった日本らしいデザインがウケています。

ドジャースタジアムのショップで東京開幕戦の限定グッズを買い求めるファン
ドジャースタジアムのショップで東京開幕戦の限定グッズを買い求めるファン

報道によると、限定コラボ商品をゲットするために約10万人が先週FANATICSのアプリをダウンロードしたといい、大谷翔平投手の限定グッズは発売と同時に即完売になったといいます。ポップアップストア以外にも、本拠地ドジャースタジアムのショップでも6日から販売が行われ、こちらも大勢のファンが訪れる大盛況で入店までに数時間待ちという状況に。9日に筆者が訪れた際には、並んでいる途中で「帽子は完売です」「大谷グッズはありません」「フーディーも完売です」などのアナウンスが流れ、ファンから落胆の声が上がっていました。それでも、店内に残っていたTシャツやベッツとフリーマンのユニフォームを求めて大勢のファンが群がるなど、争奪戦が繰り広げられていました。残っていたナイキMLBのTシャツもすでに小さなサイズは完売で、XLとXXLのみという状況にも関わらず、ファンたちによって商品は次々と購入されていました。

ドジャースタジアムのショップに並ぶ村上隆氏とのコラボしたベッツのユニフォーム
ドジャースタジアムのショップに並ぶ村上隆氏とのコラボしたベッツのユニフォーム

「大谷グッズがないのは分かっていたが、山本のジャージーまでないとは残念」「シーズンチケットを持っているのに、こんなに並んで買わないといけないなんて…」「今までこんなの見たことないよ」など、筆者の前に並んでいた男性グループは口々に話していました。

この大フィーバーぶりは地元テレビ局だけでなく、芸能情報サイトTMZでも「大谷グッズが数分で完売・・・転売で大儲け」のタイトルも報じられるほど注目を集めています。完売した桜の花をあしらったドジャースのキャップは正規の販売価格の約4倍となる200ドル超えでネット販売されているほか、大谷投手のユニフォームも高値で転売されていると伝えています。

ドジャースタジアムのショップに限定グッズを買い求めるファンで長蛇の列が
ドジャースタジアムのショップに限定グッズを買い求めるファンで長蛇の列が

カラフルでポップな「花」がトレードマークの村上氏は、アニメやフィギュアなど日本のオタク文化を取り入れていることでアメリカでも人気が高いアーティストなだけに、大谷投手を有するドジャースとのコラボは日本人だけでなく、アメリカ人の心もゆすぶっています。

2003年のルイ・ヴィトンとのコラボレーションは、タレントのパリス・ヒルトンがコラボバッグを愛用する姿がパパラッチされるなど、一大センセーションとなりました。最近では2022年にLAの美術館ブロードで村上氏の特別展が行われて大盛況だったこともあり、ドジャースのマーケティング戦略に称賛の声が相次いでいます。

(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)