日本海神恵内村の川白沖で夏マダラが本格化した。天候が心配された2日に出掛け、60~80センチが1人当たり15~25匹の大漁だった。

 午前5時、川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に4人が乗船し、水深110~120メートルに向かった。好漁を暗示させるように、早朝からマダラとヤナギノマイが釣れだした。マダラの引きを楽しむため、仕掛けの針とエサを大きくする人がいる中、ダブルでも釣れる順調な出だし。加えて他船ではヤナギノマイが針数釣れた情報もあり、ますます期待が膨らんだ。

 しかし、午前7時ころから流れが変わった。潮の流れが反対になり、魚群探知機には反応があるが、釣果が止まった。1時間半ほど経過すると食いが復活。ポイントによってマダラがダブルやトリプルでヒット。一度だけだが8本針に70センチ前後が6匹釣れることも。その後も順調でクーラー2個が満杯になり、午前10時前に沖上がりになった。ほかの釣果は25~30センチヤナギノマイが1人当たり8~15匹、ホッケやシマゾイ、ソウハチが船中数匹。

 この日はタラシャクリは使用せず、1メートル級はお預けだったが全員大満足。太平洋で釣ったカタクチイワシをエサに抜群の食いを見せていた、苫小牧市の川村さんは「タラ釣りが楽しめた」とクーラー釣りで笑顔。高田船長は「夏タラは絶好調で今後も続くでしょう」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=62】