マイカ釣りが本番を迎えた日本海側積丹方面幌武意沖に8月25日、出掛けた。晴れ、風は弱く、波1メートル。ブリの襲来に苦戦しながらも、良型~特大サイズを数釣ることができた。

午後5時、幌武意漁港から第38浜丸(長内春樹船長、【電話】090・3116・6970)に7人が乗船し、15分ほどの近場の沖へ向かった。オッパイ針、さかな型針、ヘラ針、オモリ150号を使用し、水深55メートルを狙った。

まだ明るいうちは、中型がぽつりぽつりと釣れる程度だった。やがて日が暮れて集魚灯のスイッチを入れると、マイカが集まるように。底付近から少ない時で2、3匹、多い時で5、6匹が上がった。

ビール瓶サイズと呼ばれる特大が数付くと、竿(さお)先が大きくしなった。その重さに電動リールも悲鳴を上げるほどで、参加者は必死の形相で巻き上げていた。

順調に釣れていたのもここまでで、午後10時30分ごろに天敵のブリが頻繁に現れた。それと同時にマイカの群れが散ってしまい、途切れ途切れでしか釣れなかった。

この機にジグでイナダを狙う人がおり、短時間で数匹を釣っていた。ブリが去るとまた、マイカのアタリが活発になった。発泡スチロールのイカ箱に20~25匹が入る良型が中心。ヘラ針には大型が掛かり、さかな針には数が付いた。

沖上がりは深夜0時30分。1人当たりの釣果は、胴長20~28センチが60~120匹。イナダ0~4匹。他に大型フグが船中数匹だった。長内船長は「これから秋イカのシーズンとなり、型、数ともに期待できる」と見通していた。【リポーター・竹鼻雅己=66】