北海道遊釣倶楽部の今年3回目の大会が14日、道南日高管内の様似町様似漁港~えりも町襟裳岬漁港の間で行われた。20人が参加し、2匹身長+5匹重量で腕前を競った。“主役”のアブラコは数もサイズも満足の釣果だった。

襟裳岬第4降り口に入釣した白勢孝信さんが優勝した。白勢さんはネット2本針仕掛けを中心に、遠投とチョイ投げを使い分けて臨んだ。スタートの深夜1時過ぎからアブラコの40~45・2センチ良型を連発。午前10時の終了までで、その数50匹。終了間際には42・2センチのカジカも釣り1549点をマークし熱戦を制した。

2位は同第3降り口に入ったビジター参加の大西勇輝さんだった。コマセなしの2本針仕掛けで沖目を探ると、イワシとホッキの合い掛けで44・8センチのアブラコがヒットした。明け方にはカツオを餌に43センチのカジカを釣り、これが1523点の高得点につながり白勢さんに26点差まで迫った。

3位は東洋漁港に入釣した大野昭彦さん。入釣直後、まずは港内で39・6センチのソイを釣り上げた。その後、先端部に移動すると49・6センチの大型アブラコが掛かり、身長賞を獲得した。

得点上位のほとんどは、襟裳岬周辺に入釣した参加者だった。アブラコは最盛期を思わせるほどの釣果だった。【リポーター・藤本康隆=47】

成績▽総合(2身+5匹) ❶白勢孝信1549点❷大西1523点❸大野1517点❹碓井1389点❺太田1197点▽身長 大野昭彦アブラコ49・6センチ