五目釣りが楽しめる太平洋側浦河町の荻伏沖に8月28日、出掛けた。この海域ならではの中型~大型ヤナギノマイを中心に、特大クーラーが満杯になるほどの好漁だった。

午前5時、第5へいせい丸(吉田大治船長、【電話】090・2056・3131)に8人が乗船し、40分ほどの沖に向かった。晴れ、風は弱く、波1・5メートル。胴突き仕掛けにオモリ250号。赤イカやサンマを餌に、水深80~95メートルを狙った。

開始早々からヤナギノマイがよく食い付いた。さすが荻伏沖だ。良型が多く、小型はほとんど見られなかった。追い食いさせ針数付くと、竿先は大きく曲がり、電動リールもうなりながら巻き上げていた。

何度もポイントを移動したが、どこでも食いが良く仕掛けを下ろす途中でサバが掛かることも。ヤナギノマイのポイントから外れても、今度はソウハチが釣れ45センチの特大サイズも上がった。ほかに大型のマゾイやシマゾイも交じった。

沖上がりは午前11時半。1人当たりの釣果は27~40センチのヤナギノマイ50~100匹、35~48センチのホッケ3~10匹、26~45センチのソウハチ20~30匹、ほかにマダラ、サバ、マゾイ、ガヤが船中数匹交じった。ヤナギノマイは夜光ビーズが付いた仕掛けに多く掛かり、仕掛けによってホッケを多く釣る人、ソウハチを多く釣る人がいた。

早朝はうねりで波が高くマダラのポイントには行けなかったが、潮の流れもよく全員が五目釣りの醍醐味を満喫していた。吉田船長は「ヤナギノマイは今後も期待できます。マダラもまだまだ狙えます」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】