待ってたぞ、アキアジ! 船&磯でサケ釣りシーズンに突入した。オホーツクの知床・ウトロ沖では、1日から25日まで資源保護などを目的とするライセンス制での釣りが解禁となり、愛好家が訪れている。

斜里・知布泊(ちっぷどまり)漁港から出港する第三幸洋丸(石渡淑朗船長)は3日から連日、出港。ポイントは1時間10分ほどのルシャ湾、タコ岩沖。初日の3日は乗船2人で5匹釣り、5日と6日には船中で8匹上がった。同沖ライセンス制によるサケ釣りは、1人10匹までの制限で行われる。石渡船長は「まだハシリなので、これから数も増えてきます」と話す。

6日は乗船4人での釣果。サンマの輪切りを餌に「オリジナルの仕掛け」(石渡船長)を使い、水深126メートルのベタ底を狙った。型は70~80センチで雌が多く、持参した長さ80センチのクーラーに収めるとほぼピッタリ。本州から訪れる客もいて、この日は神奈川県の福部さんが叔父と中学2年の甥の2人で参加。釣果は叔父1匹、甥2匹で、サプライズの土産を自宅に、宅急便で送ったという。

世界自然遺産の知床を望みながら、銀ピカのサケをゲット! なんとも楽しいひとときだ。

◆船予約 網走・第三幸洋丸(【電話】090・8271・1869)