沖五目が好調の日本海神恵内村の窓岩沖~川白沖に6日、出掛けた。ヒラメ、マゾイ、マダラとリレー釣りが楽しめた。

午前6時、川白漁港から高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に4人が乗船し沖へ向かった。晴れ、風は弱く、波1メートル。ヒラメ用仕掛け、タラシャクリなどを使い、オオナゴを餌に水深35~120メートルを狙った。

まず早朝はヒラメを狙った。無風状態で潮も動かず苦戦。40~50センチがポツポツと釣れたが、食いは浅く何度かバレることもあった。2時間ほどで根魚のマゾイ狙いに切り替えた。起伏が多い場所では良型が釣れた。ダブルで掛かり引きが強く、なかなか巻き上がらない場面もあった。根から外れるごとにポイントを変え、数釣りが楽しめた。

いよいよ9時過ぎ、積丹半島全体で絶好調のマダラ狙いに入った。連日、好釣果で早上がりする船が多い。この日も約2時間で多い人は10匹釣り、入れ物がなくなるほどだった。大型は竿を振っていると突然根掛かり状態になり、首を振るごとに竿が折れそうになるほどの引きの強さだ。時間をかけて上げると巨体を見せ、シャクリを使い狙うとスレ掛かりでタチが半分はみ出て上がることも。胴突き仕掛けで1度に3匹釣れ、引き上げるのに苦労する場面もあった。

沖上がりは午前11時。この日の釣果は、70~100センチのマダラが1人当たり5~10匹、40~60センチのヒラメが同3~5匹、35~45センチのマゾイが同5~10匹、ほかにシマソイ、ガヤ、ミズクサガレイが船中数匹釣れた。今回もマダラはタチ入りも含め短時間で満足いく釣果だった。高田船長は「マダラ狙いは絶好調で、タチ入りも期待できます」と話していた。【リポーター・竹鼻雅己=67】