4月になり、河口エリアでヒラスズキの稚アユパターンが始まる好シーズンを迎えた。今年は雨量が少ないため、稚アユの寄りが悪かったが、まとまった雨が降った影響でようやくパターンが成立する条件が整った。先日、高知・佐喜浜川河口に釣行し、64センチを筆頭に3匹キャッチした。稚アユパターンはこれからが絶好機。一雨ごとに期待が高まる。魚体は産卵から回復しており、よく肥えたナイスボディーぞろいで、サイズ以上の好ファイトが楽しめる。【日刊FPC・長井淳】
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午前5時すぎに佐喜浜川の河口に到着した。ルアーは12・5センチのフローティングミノー(アユカラー)をチョイス。海面は穏やかで条件はばっちり。雨が降ったあと、しばらくの間、低気圧の通過によって波が高い状態が続いていたので、波が収まったタイミングでの釣行はかなり期待できる。
潮は下げに入り、潮流が効いていていい感じ。ここは沖から手前までの間でバイトしてくることが多い。フルキャストし、スローリトリーブで丁寧に探っていく。明け方になると、ヒラが稚アユを追って波打ち際でライズを始めるので、サーフを見渡しながら攻めると10分ほど経過した時、ヒラのライズが始まった。チャンスタイムの到来だ。
しかし、ルアーにバイトしてくるかどうかはわからない。とりあえず、スタンダードにスローで引き続け、ブレークラインでルアーを止め、バイトしやすいタイミングを作ってやる。
すると、ガツガツガツとバイトがきた。フッキングを入れるとヒット。派手なエラ洗いをロッドワークでかわしながらファイトし、サーフにずり上げ、キャッチに成功。52センチだった。
小型のヒラが稚アユを捕食しようとライズをする周辺には、良型も身を潜めているはず。だが、フローティングミノーには反応してこない。それならと、ルアーを9センチのシンキングペンシルにチェンジ。ブレークライン付近でテロテロと漂わせていると、ガツーンと明確なアタリがきた。
フッキングを入れ、ヒット。フックアップしたヒラは重量感があり、手応えは60センチアップ。絶対にバラしたくはないので、かなり慎重にファイトする。引き波に乗ったら前に出て、右に走ったらついていって応戦。いい寄せ波が入ったタイミングでサーフにずり上げ取り込んだのは、産卵後の荒食いでブリブリに肥えた64センチだった。その後も、同様の釣り方で53センチを追加し、辺りが明るくなったタイミングでストップフィッシングとした。
◆日刊FPC・長井氏のお薦めフック
<オーナー・ST-56 スティンガートリプルフック>
太軸で貫通力があり、産卵から回復したパワフルなヒラでも、心配なくファイトできる。
【今後の見通し】これから雨が降り、川が増水すれば稚アユのそ上がさらに増えるので期待大。それに比例してヒラスズキのバイトが多くなり、70~80センチのグッドサイズも狙える。水温は現在15度。18度までが適水温。波高は1・5メートル以内がお薦め。ほかにも、海部川の河口が狙い目。
【交通】徳島市から、国道55号を南下。阿南市、海陽町を経て、高知県に入り、室戸市の佐喜浜漁港の手前に佐喜浜川の河口がある。

