釣り会シーズンを迎え、日本海側の港、磯がにぎわいを見せてきた。北海道遊釣倶楽部の第1回大会が13日、せたな町太魯川~八雲町熊石漁港間で22人が参加し行われた。ホッケやアブラコのほか、60センチの大型アカハラが釣れるなど、春の訪れとともに釣果も上向いてきた。

優勝した土本衛さん、2位の碓井一樹さんが入釣したのは太魯川。50センチを超えるアカハラを釣り、さらに碓井さんは身長賞となる60センチの大物もヒットした。2匹身長+5匹重量で土本さんが1780点、碓井さんが1675点と、ポイントに大きく貢献した。

ホッケ、アブラコも釣れ、3位の福原則和さんはせたな町帆越付近に入り、一時はホッケの入れ食い状態にあった。一方で粘り勝ちも。暗い時間帯にソイを狙うも超大物は釣れず、朝を迎えてからエビを餌に51センチのアブラコを釣り上げた。

参加者全体をみると、瀬棚、北檜山ともホッケ、カレイが絶好調で、さらに40センチオーバーの大物がたくさん釣れていた。

この日は、大会に先立ち、海上保安庁の関係者から安全指導を受けた。危険な釣りをしない、救命胴衣の正しい着用、不審船に遭遇した場合の通報など。対策を万全に楽しみたい。【リポーター・藤本康隆=48】

▽成績(2匹身長+5匹重量) (1)土本衛1780点(2)碓井1675点(3)福原1407点(4)梶1303点(5)大杉1283点▽身長 碓井アカハラ60センチ