モデルでツリジョの利水つばさが22日、横浜・八景「太田屋」(太田一也代表=54)で、“おかまり”ことBS釣りビジョン「釣りうぇ~ぶ」MCの岡田万里奈(28)を先生に、初のルアータチウオに挑戦した。

利水は自分の専用ロッドで初挑戦。この日のために、リールやルアーも用意した。「道具選びも楽しいですね。今日は釣れるといいな~」とほほ笑んだ。一方、おかまりは「先生役ということで緊張しています」といつになく硬い面持ちだった。

基本的な釣り方として、ワンピッチジャークを伝授。「1回のしゃくりでリールを1回まわすのがワンピッチジャーク。朝イチはただ巻きで探ってみるのもいいようです」とアドバイスを送ると、自ら華麗なワンピッチジャークを披露した。初めての利水は、最初こそぎこちなさもあったが、1時間ほどで様になり、飲み込みの速さもみせた。

「ルアー選びは釣れている人の色を見てローテーションをするといい。そのために直結びではなく、スナップをつけるとやりやすい」とおかまり。本人は“まるパクリ釣法”と笑ったが、釣れている人の釣り方をまねるのは、立派な戦略だ。実際、おかまりは隣の常連がピンクのルアーでヒットすると、無言でピンクに替えた。するとその直後にヒット。「ほいきた!日刊さんでタチウオだといつもダメだったけど、ルアーならいけるかも!」とご満悦。次の投入でも掛けると調子づいたのか、「今日は自分で10匹、つばさちゃんに10匹釣ってもらうのを目標にしようかな」と宣言した。

利水もピンクでヒット。「タチウオは取り込むときにバラすことが多いので慎重に…」と自らに言い聞かせた。これを無事取り込むとおかまりは「1匹釣ったらもう卒業だね!」と先生役放棄宣言。利水は「え~、速くないですか?」と苦笑した。

その後、おかまりは有言実行のつ抜けを達成。さらに釣果を伸ばしていたとき、サオ先が水面へと突き刺さった。「えっ!」。数々の大物と闘ってきたおかまりをもってしても、驚きの声が出るほどだった。佐野一也船長(49)の「走るときは走らせて」でその通りにすると、左ミヨシから2番目の釣り座から船首まで移動。そこで獲物が跳ねた。佐野船長は「サワラっぽいな」。結局、ジグを連結していたスナップが伸びて外れ、バレた。「くそ~、悔しい。上げたかった。直結していたら釣れたかも…」と悔やんだが、全ては後の祭り。

結局、おかまりは17匹、利水は5匹をゲット。おかまりは利水のデビュー戦を「初めてということを考えれば100点ですが、伸び代も期待して80点」と高評価。利水はおかまりの釣りを「さすがだなって。ワンピッチジャークとかすごくきれいでした」とし、「今度はシイラに挑戦したいので一緒に行ってください!」とアピールした。

佐野船長は、「まだ深場にいる群れが北上して、15~30メートルの浅場に入ってくれば、小ぶりが増えるけど、数釣りを楽しめる夏タチに入るでしょう」と予測した。だが、“幽霊魚”の異名を持つだけあって、「例年なら」が通用しないのも事実。「今大型が出ている場所も去年のこの時季は全然だめだったところ。この魚は本当に予測できないです」と付け加えた。

この日の模様は後日、日刊スポーツ釣り特集面(関東版)および、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」に公開予定。