好調が続く日本海のマイカを狙い23日、積丹半島の美国沖に出掛けた。中型を中心に数釣りができ、船上では沖漬けを作るなど盛り上がった。

午後5時、古平漁港から宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に12人が乗船し、30分ほどの沖に向かった。曇りのち雨、風は弱く、波1メートル。仕掛けは布巻オッパイスッテ針、さかな型針、オモリ150号で、水深65メートルを狙った。

序盤は苦戦した。開始から90分ほどはベタ底で1~2匹がポツポツと釣れる程度。その後、底やタナ30メートル付近で数人が3~4匹、時々7~8匹が釣れたが、ほとんどの人にアタリがない時間帯もあった。するとベタ底狙いで徐々に釣れだし、マイカの回遊が活発になると電動リールのスイッチが入り、スミや海水が飛び交うようになっていった。

食い付きは仕掛けで違いがあった。よく釣れている人のアドバイスで布巻オッパイスッテ針に変え釣れるようになったが、周囲を見ると旧7号オッパイ仕掛けの人が一番多く釣っていたようだ。中盤からタナ15~30メートルでは、回遊次第で1度に7~8匹釣れることが何度かあった。ただ、数は少ないものの安定している底を狙う人が多かったようだ。

沖上がりは日付が変わった午前0時30分。1人当たりの釣果は胴長20~25センチのマイカが60~160匹。電動リールの人も手釣りの人も、それぞれが数釣りを楽しんでいた。「マイカ狙いは今後も続き、10月に入っても期待できますよ」と本間船長。日本海のマイカはまだまだ楽しめそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=68】