北海道遊釣倶楽部の第6回大会が10月28日、日高管内の様似町様似漁港~えりも町えりも岬漁港間で行われた。20人が参加し2匹異魚種身長+5匹重量による得点で競った。アブラコ、カジカ、カレイなどを釣り上げ、今回も51センチのアブラコを筆頭に良型が上がった。

カジカとアブラコ良型をそろえ1483点で優勝したのは小玉均さん。えりも町菊水の通称五十嵐の岩に暗い時間帯に入釣し、44センチのカジカを釣り上げた。予定通りに明け方から徒歩15分ほどの歌別へ移動し、得意としている釣り場で、48センチのアブラコをゲットした。菊水→歌別への移動は計画した通りとのことで、ベテランならではの狙いと釣果で、参加者も驚くほどだった。

2位は道遊釣倶楽部の最年長、75歳の佃克俊さん。下笛舞川に入り、やはり暗い時間帯に44・5センチのカジカを釣り、明け方には44センチのクロガシラをそろえた。1432点を稼ぎ、こちらもベテランの経験と技術に参加者も一様に感心していた。3位の土本衛さんは得意の通称えりも第3降り口からの入釣で、身長賞となる51センチのアブラコを釣り上げた。審査にはアブラコのみの提出だったが、それでも1382点の高得点をマークした。

晩秋の日高沿岸は、多くの釣り会で賑わう。今年のここまでの状況は、大型は釣れるが、中間サイズがいまひとつの印象。道遊釣倶楽部では11、12月にも大会を予定しており、今後に期待したい。【リポーター・藤本康隆=48】