モデルでツリジョの“つ~ちゃん”こと利水つばさが24日、神奈川・相模湖「柴田」(橋本一伸店主)で、個室ワカサギ釣りに挑んだ。

柴田では大人数で釣るハウスワカサギの他、昨年末から新たに2人まで利用可能な個室を4部屋設置。「タナは基本的に底なのでここなら魚探(魚群探知機)も要らないし、日陰にもなるので快晴でも釣れます。何より周りを気にせずに釣りができます」と橋本店主はアピールした。

ワカサギ釣りは人生2度目のつ~ちゃん。「大昔に山梨の湖でやったことがあります。そのときは何も分からないまま電動でやって、入れ食い状態。まるで漁のようでした」と振り返った。久しぶりということもあり、「まずは目標20匹で行きます。あまり高くてもメンタルが折れてしまうので」と堅実さをうかがわせた。

午前6時半、手巻きリールの5本針、餌紅サシでスタート。橋本店主のアドバイス通り、底を攻めるがアタリもない状態が続く。なんと、1時間で3匹! さすがのつ~ちゃんも「こんなにワカサギって難しかったっけ?」と苦笑。「後半のつ~ちゃんだから…」とまるで自分に暗示をかけるようにつぶやいた。スタートから約2時間半で、やっと10匹を確保した。

ここで、柴田のハウス&個室ワカサギ、それぞれの今季最多記録を持つ常連客・大沼庸介さんにアドバイスをもらった。「オモリを底にトントンして誘うと魚が散ってしまいます。浮かせて誘いましょう。ワカサギ釣りは誘いと餌付け、そしてアワセが重要です」。つーちゃんのアワセはシュッと短いストロークでシャープだったが、「聞きアワセで大丈夫です」と大沼さん。実際にデモを見せてもらうと、何かをつかんだかのようにほほ笑んだ。

そして、午前11時ごろに目標の20匹を達成。その約45分後には、この日初のダブルヒットで30匹をクリア。「今年も後半のつ~ちゃんは健在です!」。40匹もダブルヒットでクリアし41匹をマーク。「目標もクリアしたし、この辺で…」と片付けに入ると、橋本店主からゲキが飛んだ。「キリが悪いでしょう。あと9匹! 50匹釣れるまで帰れませんから!」。

この一言がツリジョ魂に火を付けた。1度は切れた集中力だったが気力を振り絞り、1時間弱で9匹を追加。橋本店主の課題「目標50匹」を無事クリアした。「最初は難しいなと思いました。でも、自分で考えて実践して『何となくこんな感じかな』にはたどり着けていました。そして、『誘い方』と『聞きアワセ』を教えてもらってからは、魚との会話ができたと思います。楽しかった!」。

橋本店主は「型が良い。でも今釣れているのはみな1年魚で、もう産卵を2~3回はしている。ただ、今年は水温が高い。今は8度台だけど、5度くらいがベスト」とした。今後については、「3月いっぱいくらいまでできると思います。4月になると他の魚が邪魔になってしまいます」と話した。

この日の模様は後日、日刊スポーツ釣り面(関東版)および、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で近日公開予定。