シーズン本番を迎えたマガレイ狙いで19日、後志管内積丹半島の古平漁港へ出掛けた。早朝1投目から食いつきが良く、手のひらサイズも交じったが、30センチ前後を主体に好漁だった。中には引きが強い40センチオーバーのクロガシラや、60センチの大型イシモチガレイを釣り上げる人もいて盛り上がった。

午前6時、古平漁港から宝勝丸(本間弘幸船長、【電話】090・6263・3019)に11人が乗船し、30分の婦美沖へ。晴れ、風やや強く、波1メートル。仕掛けはLテンビン、両テンビン、オモリ50号を使用。餌はイソメで狙った。

水深30~40メートル。仕掛けを降ろし、竿(さお)を上下させて探りながら、まずは底をたたいた。調整しながら持ち上げて底を切っていくと、さっそく手応えがあり、何度も大きく竿先を揺らしながら次々と釣れていった。

船が流され、そのポイントによっては大型が多い時や小型中心のところもあった。サイズや釣果にばらつきはあったが、仕掛けや誘い方、餌のつけ方などを工夫していくと、前半はアタリがもうひとつだった人たちも後半盛り返していた。

終盤は風が強くなってきたが、釣りに支障はなく、大型クロガシラが交じり、連続やダブルでヒットする人もいた。釣果も申し分なく、この海域ならではの早春カレイ釣りを堪能することができた。

沖上がりは正午。釣果は1人当たり、20~42センチのカレイ類60~80匹、クロガシラ、イシモチガレイが船数匹だった。本間船長は「マガレイ狙いは好調で、今後も期待できますよ」と見通しを口にしていた。【リポーター・竹鼻雅己=69】