春間近、日本海の石狩・石狩沖ではカレイが釣れている。25日に出掛け、狙いのソウハチは45センチの大物を筆頭に100匹超の釣果があった。マガレイ、カワガレイも船中で数匹釣れ、今後に期待を抱かせた。

午前5時30分、第8明星丸(磯部辰巳、【電話】090・6878・6212)に5人乗船で石狩湾新港を出港し、30分ほどの石狩沖に向かった。銅突き仕掛けにオモリ150号、餌は赤イカを使った。この日は広い範囲で海水には濁りが入っていたため、ソウハチは浮いていなかった。移動を繰り返してのべ夕底狙いだったが、型はいい。1度に掛かるのは単発か1~3匹が多かったが、40センチ以上も交じり、最大は45センチだ。

早朝は大きなウネリがあり潮も速いため釣りづらく、巻き上げ途中や取り込み時にバレることが多くあった。それも含め、小型のソウハチは少なかったようだ。後半潮が落ち着き浮く場面も数回あったが、すぐに底に下がっていた。

ソウハチのほとんどは腹が大きかった。抱卵ではなく、餌にしているイワシなどが腹に入っていたようだった。脂が乗って焼きソウハチには大きすぎるほどだった。竿(さお)は長めで80号ほどを使い、大型は1匹掛かっただけで取り込み時に落ちることもあった。

海水に濁りが入っていた条件で、1人あたり25~45センチのソウハチが70~100匹、マガレイとカワガレイが船中数匹。磯部船長も「ソウハチ狙いは今後も続き、多少濁りがあっても大型などを期待できます」と今後が楽しみな見通し。4月、日本海の船釣りは活気あるシーズンに入る。【リポーター・竹鼻雅己=69】