紅葉や芋煮会シーズンを迎え、広瀬川上流の管理釣り場「作並渓流つり場」(仙台市青葉区)で本格的な渓流釣り気分が味わえる。源流域を積み石だけで仕切った同釣り場ではエリア別にニジマスとイワナやヤマメを放流。女性や子供も気軽に渓流魚を釣ることができる。「時間内釣り放題、持ち帰り自由」が最大の魅力。場内にはトイレのほかに水道やいろりも完備し、釣りばかりでなくバーベキューや芋煮会を手ぶらで楽しむことができる。

 

渓流のせせらぎを聞きながら「収穫の秋」と「味覚の秋」をダブルゲットだ。川面を流れていた目印のウキが静かに水中に引き込まれた。すかさずサオを立てると小気味の良い引き味。秋風の吹く河原には20センチ超の元気なニジマスがピチピチと跳ね回った。

国道48号沿い、作並温泉郷から山形方面に約2・5キロ上流の作並渓流つり場は、今年で開場40周年を迎えた。広瀬川上流の約300メートル区間を積み石だけで仕切った計26のエリアでは、釣り堀と一味違う渓流釣りが楽しめる。道具やエサの持ち込みは自由だが、竹の貸しザオセットは初心者でも楽しめるウキ釣りが主流。エサもイクラだけで、虫エサが苦手な女性や子どもにも打ってつけだ。創業者の松下健さん(76)は「ポイントによってウキ下の長さをこまめに変えて、エサを自然に流すこと」と数釣りのコツを伝授する。

利用客の多い土曜、日曜、祝日は40分ごとに各エリアに一斉に追加放流。松下さんから運営を引き継いだ2代目の長男・新(しん)さん(50)は「長く釣っていると魚が警戒するので放流直後が狙い目です」とアドバイスする。子ども会など、10人以上の団体客は事前に貸切エリアも予約できる。持ち帰りは自由だが、屋根付きのいろりでは雨天時でも釣った魚の塩焼きやバーベキューに、芋煮会も楽しめる。

釣りも食事も手ぶらでOK。紅葉の深まる秋の行楽シーズンを迎え、家族連れやカップルも気軽にアウトドア気分を堪能できる。【佐々木雄高】

 

◆作並渓流つり場 広瀬川上流の約300メートル区間にエサ釣りはニジマスが計12エリア、イワナ・ヤマメが計6エリア、ルアー・フライ釣りコーナーは、計8エリアを設定。食事用のいろり(8~10人掛け)は屋外4カ所、屋根付き18カ所の計22カ所設置。ほかに湧水を使った水道、簡易トイレ完備。

1人前の炭火焼バーベキューセットではキノコを含む計7種の野菜と焼き肉専門店顔負けの高級カルビ130グラムを味わえる。バーベキューセットと芋煮会セット、団体専用の貸切つり場は要予約。

営業は期間中無休で、11月下旬まで。現在の時間は午前8時~午後4時(いろり使用は同3時30分まで)。所在地は、仙台市青葉区作並字深沢山1。予約、問い合わせは電話022・395・2828。HPアドレス=http:sakunamikeiryuturiba.wix.com/sakunami