スマートフォンの世帯保有率は、2016年に71%を超しました。老いも若きもスマホに夢中。

・スマホの利用時間を短く

 カナダのオンタリオ大学が660人を対象に計算、語彙(ごい)力、論理的思考などさまざまなテストを行った研究では、スマートフォンの利用時間が短い人の方が、認知能力や分析的な考え方のスコアが高いことが判明しました。

 ベネッセ教育総合研究所の調査で、0歳児の20%がほぼ毎日スマートフォンを見ているとのこと。

 老いも若きも、スマートフォンを使っているうちに、スマートフォンに支配されている人たちが出てきているようです。

・スマートフォン奴隷になりやすいタイプ

 レバノン大学の688人の大学生を対象に分析した結果、心理学でいう「タイプA(ストレスを受けている自覚が薄く、攻撃的、機敏、せっかちなのが特徴で、心筋梗塞や脳梗塞になりやすいタイプといわれている)」の人たちが、スマホに依存しやすいことがわかりました。僕はタイプAに近い。だからぼくはスマホの時間を減らしている。

・デジタル認知症の恐怖

 この状態が続くと、次第に集中力・記憶力・思考力が低下し、認知症のような状態に陥る可能性がある。

 ドイツの精神科医、マンフレッド・シュピッツァが言い出しました。40代以降の働き盛りの世代に多くみられるといいます。

 スマホに頼り過ぎて、インターネット検索を繰り返しているうちに、記憶の中枢の海馬が衰える。デジタル認知症の14%が、本物の若年性認知症になっていくといいます。

・あえてメモ帳を使え

 あえてノートとペンを持ち、メモ帳を使い、計算や漢字を書くことが大事ということです。