医師で作家の鎌田實氏の新連載「ピンピンひらり最新健康法」を展開中です。71歳の鎌田氏が、長寿時代の今、ピンピン健康に生きて、痛みや苦しみとは無縁で、ひらりとあの世に行きたいという自身の願望を込めて執筆。

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◆コロナに負けない心

◆毎日の生活を意識化しよう

無意識にやってきた生活動作を自粛生活の中で意識化してみましょう。コロナ前にもあったマンネリ生活を、今こそ変えるチャンスなのです。心が元気になり、体も元気になっていきます。

「今日も調子がいい」と自分に言い聞かせ、鎌田式スクワットとかかと落とし、腕立て伏せ、腹筋をしています。

◆ポジティブな言葉

食事のときは「おいしい」と言葉にするようにしています。作ってくれた人もうれしそうな顔になります。

内科外来で、否定的な言葉は使いません。「肥満はダメ」とは言わないようにしています。「少し痩せようか」と言います。生活習慣を変えるには、マイナス言葉を使わないことが大事なのです。

◆自分を褒める

人をなるべく褒めるようにしています。褒められた人は、ドーパミンという快感ホルモンが出ます。褒められたことで、もっとがんばろうとするのです。自分を褒めることも大事。自分で自分を褒めながら、鎌田はスクワットを続けてきました。

◆周りの人に喜んでもらいたい

PPHを目指しています。ピンピンひらり。最後の最後までピンピン生きて、「サンキュー、グッバイ」と周りの人に声をかけ、自分から身を翻すように、美しくひらりとあの世に移っていく。そんな生き方ができたらいいなと思って生きています。自粛生活の中で、どんな運動をしたらいいか、食事や心構えなどをDVDにしました。利益はすべて子どもたちの命を助ける活動に使われます。ぜひ応援してください。

◆DVD「ピンピンひらり人生~100年時代をどう生きる~」(2000円)。ご購入は、認定NPO法人日本チェルノブイリ連帯基金。電話0263-46-4218。オンラインショップはhttp://jcf.shop-pro.jp