■コロナ肥満に注意

ぼくは食べることが大好き。コロナ前は、食事の誘いがあれば、都合のつく限り参加していました。食べながら、生き方のヒントをもらったり、新しい人脈を作ってくれる時間でした。

お世話になっている方をおもてなししたり、後輩たちにはおいしいものを知ってほしくて、ごちそうすることもよくしてきました。

■毎日体重計に

コロナのストレスが続くと、当然太る。体重計には、毎日乗るようにしています。少し太ったなと感じると、朝食と昼食は普段通り食べ、夕食は主食を抜いて、おかずだけ食べます。これを2日ぐらいやると、体重は元に戻ります。

■週末は夕食を早く

土日など、夕食時間を柔軟に決められる時は、夕食を5時ごろから始めます。これなら、食べたいものを食べたいだけ食べても、一向に構いません。夕食後翌朝まで、何も食べないようにします。この食べない時間が長ければ長いほど、効果が出てきます。

■朝食は抜かない

朝食で体内時計のリセットができるため、免疫力も上がります。免疫力を高めるためには、サーカディアンリズムが大事です。朝ご飯をしっかり食べて、体内時計の修正をしましょう。

コロナの時代を乗り切るために、朝食をしっかり食べて夕食を少し軽くすることを、1年間心がけてきました。これで自然免疫力を高め、コロナ太りを防ぐことができます。外来の患者さんにもこの事を伝えています。

◆テレビ、ラジオでもおなじみの医師で作家の鎌田實氏が、長引く新型コロナウイルスの感染症との付き合いで、私たちにできること、いかに困難と向き合っていくか、じっくりとお伝えしていきます。