『骨格ゆがみ予防の正しい座り方』

長時間のパソコン操作やスマートフォンの操作では、つい姿勢が前かがみになりがちです。リモートワークで自宅に1人きりの場合、つい肘をつきながら画面操作を行ってしまうことも。そんな姿勢を続けていると、骨格がゆがんで肩や腰などに痛みをもたらすほか、背骨の中を通る自律神経にも悪影響を及ぼし、頭痛、めまい、吐き気など、さまざまな症状につながるという。

「仕事や学業で座る時間が長い場合は、正しい座り方を意識しましょう。まずは、椅子に座った姿勢の横の状態を鏡で見るか、写真を撮ってもらって、ご自身の姿勢をチェックしましょう」と、「せたがや内科・神経内科クリニック」(東京都世田谷区)の久手堅司院長。「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」(クロスメディア・パブリッシング刊)などの著者である

正しい姿勢は次の通り。

<1>耳と肩が一直線上にあり、頭やあごは突き出ていない<2>視線はまっすぐ前に向いている<3>椅子に座った状態の骨盤がしっかり立って、お尻は太ももと90度近い角度を形成している<4>足首や膝も90度の角度を保っている<5>足の開きは首幅~肩幅<6>つま先はまっすぐ前に向いている

「理想的な姿勢であれば身体に負荷はかかりにくい。正しい姿勢を意識することで、肩こりや腰痛、頭痛やめまいなどの改善できる不調はたくさんあります。ぜひ改善に取り組んでいただきたいと思います」