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築地場外さんぽ
米本珈琲本店よねもとこーひーほんてん
現在のオーナー、米本謙一さんの子どものころのひと言が商売を始めるきっかけとなりました。「パンが食べたい」。謙一さんが小学生のころ、築地周辺にはパンを販売する店はおろか、弁当店もありませんでした。
もともとは珈琲店ではなく、フルーツ専門店の「よねもと果実店」として昭和23年に営業を開始しました。現在入っているビルの大家「吹田商店(昆布販売)」から「借家が空いたから留守番もしてもらいたいから入らないか」と誘われて、それまで続けていた運送会社をフルーツ専門店に業種変更したのでした。
そのフルーツ専門店で、お嫁さんだった謙一さんのお母さんが店の片隅で細々とパンを販売したところ、次々にヒットしてフルーツ専門店なのに「おいしいパンを売っている店」として評判になったのでした。
そして謙一さんが大学卒業を間近に控えて「仕事を手伝う」と宣言。そこから喫茶店営業がスタートしました。現在のスタイルになったのは昭和62年。400円だったコーヒーを200円で販売しました。当時、チェーンのコーヒー専門店がなかったころ、大冒険でしたが、これもまた大ヒットしました。
いまや「毎朝、ヨネモトさんのコーヒーを飲まないとね」という声も多い。営業は東通りの新店も同時の朝5時30分から。「始発に合わせて店を開ける。仕入れにくる人に合わせないと。だって築地だから」と謙一さん。
夜明けのコーヒー、いかがでしょうか?
- 住所:
- 〒104-0045
東京都中央区築地4-11-1 - TEL:
- 03-3541-6473
- FAX:
- 03-3541-6473