先日、ゴルフ場で取材していたら阪神矢野新監督へのエールを次々と聞いた。元中日OB山崎武司氏(50=野球評論家)のコンペということで、そのほとんどが中日関係者だった。矢野監督は97年オフに中日からトレードで阪神に移籍。もちろん、中日関係者には矢野監督を知っている人も多く応援する声ばかりだった。

不思議な縁がある。その中日は生え抜きOBの与田新監督が誕生した。実は90年ドラフト2位で中日に入団した矢野監督は、プロ初出場した91年8月3日の阪神戦(ナゴヤ)で、与田監督とバッテリーを組んでいる。プロの第1歩を踏んだ試合でボールを受けた投手と、来季はお互いに新監督として相まみえることになった。

監督就任を知ってすぐに電話で話したという山崎氏も元同僚に「アメとムチがうまい指導者だと思う。いい指導が出来ると思う。いい選手がたくさんいるし、化けそうな選手もたくさんいる。そのへんをどう引き出すかじゃないかな」と期待していた。来季の対決ではベンチにいる元バッテリーの「読み合い」にも注目が集まる。【阪神担当 桝井聡】