木更津総合の峯村貴希内野手(1年)が、技ありの1発で4強に導いた。初回、1点を先制した直後の2死一、二塁で外角高めの直球に反応。左打席から逆方向に放った打球は風にも乗って、左翼ポール直撃の3ランとなった。大きな追加点をもたらした6番打者は「自然にバットが出た。入るとは思わなかったけど、逆らわずに打てた」と高校通算2号を喜んだ。

 184センチ、75キロ。佐倉シニアでは習志野の吉野とチームメートだった。ともに千葉の強豪校で1年時から主力を担う。峯村は「毎試合のように緊張しています」と話すが、3回戦から4戦連続安打と結果を残している。五島卓道監督(61)も「(バットを)上からかぶせてライナーで持っていった。よく打ちました」とルーキーの打撃センスに目を見張った。