今年の春も、大阪の頂点を争うことになった大阪桐蔭と履正社の「2強」対決。過去には印象に残る名勝負を多く演じてきた。
アベック出場した17年春の甲子園は決勝で史上初の大阪対決が実現し、大阪桐蔭が8-3で勝った。
中日根尾らを擁した大阪桐蔭が2度目の春夏甲子園連覇を果たした18年夏は語り草だ。大阪大会準決勝で1点ビハインドの9回2死走者なしまで追い詰められながら、大阪桐蔭が3点を奪い劇的に逆転した。
履正社は19年夏に全国制覇したチームが前年秋の大阪決勝で9-6と打ち勝っている。最後に勝ったのは20年夏。現DeNA小深田大地擁する打線が9点を奪う猛攻で9-3と完勝した。コロナ禍で甲子園切符のない大会ではあったが、夏に限ると99年以来、21年ぶりの大阪桐蔭撃破だった。この間、実に11連敗。ぶ厚い壁をようやく破った。
現チームの対戦では昨秋の大阪準決勝で大阪桐蔭が5-3と辛勝した。2-2の6回に田井志門外野手(現3年)のソロ本塁打などで勝ち越し。松尾汐恩捕手(現3年)も左前適時打。前田悠伍投手(現2年)が7安打3失点で完投した。
そのまま大阪、近畿、明治神宮、そして年明けの選抜大会と制してきた。
両校の過去30試合の対戦は以下の通り。17春甲子園以外はすべて大阪大会。
06夏(4回戦)大阪桐蔭3-2履正社
07夏(5回戦)大阪桐蔭7-0履正社
08春(決勝)大阪桐蔭5-0履正社
08夏(決勝)大阪桐蔭2-0履正社
08秋(4回戦)大阪桐蔭7-1履正社
10春(準々決勝)履正社3-0大阪桐蔭
10秋(決勝)大阪桐蔭6-4履正社
11夏(準決勝)大阪桐蔭5-1履正社
12春(準決勝)大阪桐蔭5-4履正社
12夏(決勝)大阪桐蔭10-8履正社
12秋(決勝)履正社3-1大阪桐蔭
13春(準決勝)履正社9-5大阪桐蔭
13夏(決勝)大阪桐蔭5-1履正社
13秋(4回戦)履正社13-1大阪桐蔭
14春(決勝)大阪桐蔭8-5履正社
14夏(準決勝)大阪桐蔭6-2履正社
15春(準決勝)大阪桐蔭10-4履正社
15夏(2回戦)大阪桐蔭5-1履正社
15秋(準決勝)大阪桐蔭2-1履正社
16春(決勝)履正社6-1大阪桐蔭
16秋(準決勝)履正社7-4大阪桐蔭
17春甲子園(決勝)大阪桐蔭8-3履正社
17夏(準決勝)大阪桐蔭8-4履正社
17秋(決勝)大阪桐蔭9-2履正社
18夏(準決勝)大阪桐蔭6-4履正社
18秋(決勝)履正社5-2大阪桐蔭
19秋(決勝)大阪桐蔭9-6履正社
20夏(準決勝)履正社9-3大阪桐蔭
20秋(準決勝)大阪桐蔭8-3履正社
21秋(準決勝)大阪桐蔭5-3履正社