第108回全国高校野球選手権静岡大会の組み合わせ抽選会が20日、富士市内で行われた。注目校などを紹介する連載「夏に煌めく」の第2回は、今春準優勝で00年夏以来の甲子園を目指す浜松商。初戦の2回戦で磐田南-浜松西の勝者との対戦が決まった。
108校106チームが参加する今大会は、28日にしずてつスタジアム草薙で開会式を実施。7月4日から1回戦がスタートし、同27日に決勝が予定されている。
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古豪復活を期す戦いの“出発点”が決まった。シード校としてトーナメント表の右下が確定していた浜松商の隣に、磐田南と浜松西の2校が並んだ。抽選会を終えた中山嵩也主将(3年)は「心境の変化は特にない。本当にここから1戦1戦、戦っていくだけだと思う」と約3週間後の初戦へ表情を崩さなかった。
現チームについて、戸塚和也監督(53)は「試合に臨む上で『練習でやっていることを出せば良いと思える練習をしなければいけない』と常に言ってきた。練習のレベルが上がってきた」と評する。今春は、その緊張感ある練習で積み上げてきた成果を発揮。3度のタイブレークを制すなど粘り強さを見せ、7年ぶりの決勝進出を果たした。
一方、決勝では知徳に0-6の完封負け。東海大会でも初戦で大垣日大(岐阜)に1-6で敗れた。同監督は「得点能力を上げることが必要」。大会後は課題克服に重点を置き、先月末の練習試合では中部大春日丘(愛知)に6-1。県岐阜商にも6-4といずれも春の東海進出校に連勝した。「選手たちも自信になったと思う」。集大成の夏へ成長を続けている。
春夏通算17度の甲子園に出場し、78年にはセンバツ優勝も果たした同校だが、00年夏を最後に大舞台から遠ざかる。中山主将は「夏も変わらず、自分たちが練習でやってきたことを発揮する。それが出来れば勝ち切る自信もついた。目標は甲子園出場」ときっぱりと言った。「普段着野球」で、約四半世紀閉ざされた扉を開きにいく。【前田和哉】

