09年夏甲子園出場を果たし「ミラクル八千代東」と呼ばれた八千代東(千葉)は、悔しい初戦敗退となった。成東に一時3点リードされたが、6回と7回に連続得点で一時同点に追いついた。ゲームを振り出しに戻したところでたたみかけたかったが、逆に相手に2点を勝ち越されて惜敗となった。学校統合により、現校体制で臨む夏は来年が最後だ。

副主将の鈴木悠斗捕手(3年)が大会前に語っていた「どんな学校にも八千代東らしい戦いを見せたい」は見せられたが、勝負どころでミスが絡んで失点をするなど苦しかった。

17年前に千葉大会を制した。実は春大会は初戦敗退を喫し、ノーシードからだった。しかし勝負どころで次々とミラクルを起こし、決勝含む8試合のうち3試合が延長戦という接戦を制した。甲子園行きを勝ち取った。あの時以来、千葉の県立勢は決勝進出すらできていない。私学勢が台頭し余計に難易度が増す昨今において、いかに当時の活躍が“異例”だったか。千葉の高校野球ファンの記憶に刻まれている。

昨年10月に千葉県教育委員会が策定した「県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム」において、同校と八千代西が28年度に統合することが発表された。統合後は同校校舎を引き続き使用する予定となっているほか、新校名の募集が始まっている。

現体制で臨むラストイヤーがこれから始まる。気になるのは部員数だ。3年生10人が引退を迎えると、1、2年生は7人となる。竹林翔平投手(2年)が「3年生になっても単独でやりたい。野球経験者の友達を誘っていきたい」と話していた中で、秋に向けて部員集めと並行しながら強化を図る。