巨人田中将大投手(37)が、高校野球で導入が検討される「7イニング制」に反対の立場を示した。日本高野連の検討会議は、酷暑対策などを理由に「2028年の採用が望ましい」などの提言を出すが「7回はない」と私見を述べた。駒大苫小牧では全国高校野球選手権で2年時に優勝、3年には早実との決勝再試合で準優勝。全国に名をとどろかせる舞台となった甲子園だが「(開催場所を)変えてもいいのでは」と言及した。ドーム球場を含む分散開催など、未来の球児のために熟議を望んだ。

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7イニング制の導入について特に現場から反対が多く、昨年12月に公表された日本高野連が行った加盟校によるアンケート結果では反対が計70・1%、賛成が計20・8%だった。部員数が増えるほど反対派が増加し、61~80人の学校では91・1%が反対に回った。

今年の5月と6月に行われた有識者を交えた意見交換会では、大阪桐蔭・西谷浩一監督(56)が「7イニング制には断固、反対したい。高校野球だけ7回となると、高校野球の価値が下がり、ファンを失い、子どもたちのやりがいもなくなります」と警鐘を鳴らした。仙台育英(宮城)の須江航監督(43)は「場所や時期、開催方法の変更が可能なのか。新球場設立は可能なのか、ドームにできるのか。高校野球の枠を超えて関係各団体や機関と改めて話し合い、それらが叶わないとなった時に、7イニング制に真剣に向きあっていく流れになる」と見解を示した。

高校野球の一大改革への関心は野球界にとどまらず、政界にも波及した。ヤクルトOBで日本維新の会の青島健太参院議員(68)は「あくまで野球界のOBという立場の意見ですが、猛暑の中で9イニングをやって倒れる人が出るのは本末転倒。個人的には全然ありだと思います」と賛成した。【平山連】