鳴門渦潮(徳島)が八王子実践(西東京)をタイブレークの末、サヨナラで破り、鳴門工時代の08年以来18年ぶり、現校名では初の白星を挙げた。森恭仁監督(59)は「感無量というか、アルプスでの大合唱ができたので、これでとりあえず1つ目のハードルを越えた」とよろこんだ。

1-1で迎えた10回裏、2死二、三塁から2番山本飛佑雅内野手(2年)が左前にサヨナラ打を放った。5回、8回の打席では凡退していた山本に「修正できる子なので、最後の最後で修正してくれて本当にうれしい」と声を弾ませた。

サイド右腕の西村大輝投手(3年)が好投。最速140キロの直球とスライダーなど変化球のコンビネーションで的を絞らせず8回まで無失点。9回に同点に追いつかれたが10回を1失点で完投した。森監督も「これぐらい投球のリズムが良いのは県大会を通じてなかったくらい。西村が打たれるなら仕方がないというくらい全て西村と運命をともに。見守るしかなかった」と感謝した。

◆鳴門渦潮 2012年(平24)に鳴門一と鳴門工が統合して誕生した県立校。生徒数544人(女子283人)。野球部も同年創部。部員41人。甲子園出場は統合後夏3度目。統合前は両校合わせて春9度、夏6度。主な卒業生はオリックス野口智哉、楽天徳山一翔ら。鳴門一ではDeNA藤田一也コーチ、鳴門工では元ロッテ里崎智也ら。所在地は徳島県鳴門市大津町吉永595。矢川雅英校長

◆無失策試合 花巻東-新田、八王子実践-鳴門渦潮で記録。今大会1、2度目。

【甲子園】鳴門渦潮がサヨナラで18年ぶり白星 霞ケ浦、花巻東、岡山学芸館も初戦突破/詳細