【台北(台湾)11日=平山連】高校日本代表がスーパーラウンド初戦を落とし、決勝進出の崖っぷちに立たされた。宿敵韓国に初回2点先制も、2回以降は無得点に抑え込まれ2-3と逆転負け。5回から登板した「釜山の大谷」ことハ・ヒョンスン投手(18)に3イニングをパーフェクトに抑えられた。決勝進出を決めた韓国に対し、日本は12日の台湾戦勝利が決勝進出の絶対条件。最速157キロを誇る織田翔希投手(3年=横浜)が先発で今大会初登板することになった。

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ライバル韓国に痛恨の逆転負けを喫した。岡田龍生監督(65)は2回の満塁機の場面を悔いた。初回に足を絡めて小野と萬谷の適時打で2点を先制するも、2回1死満塁から2者連続空振り三振に倒れた。勝負の分かれ目だった。「最初も点の取り方が良かったし、いい出だしだったんですけどね。満塁でもう1点というところだった」。

195センチ、94キロの怪物左腕に、試合の流れを変えられた。背番号1をつける韓国エースのハが、1点ビハインドの5回から登板。3イニングを無安打無失点に抑え、逆転勝利をもたらした。最速153キロを誇る自慢の直球に日本の打者たちは差し込まれ、打球がなかなか前に飛ばない。要所でスライダーやカットボールを投げ分けられ対応が後手になり、バットが次々と空を切った。バックネット裏で視察したNPBスカウトも「球速以上にベース板に球がきている。ボールがいい具合に荒れているから対応しづらかっただろうし、そもそもあのレベルは初見でかなり難しい。同じようなタイプは日本の高校生に見当たらず、NPBドラフトでも上位候補のレベルですよ」と舌を巻いた。

釜山高3年のハは投打二刀流の逸材で「釜山の大谷」との異名を持つ。ダイヤモンドバックスと契約した韓国の投打二刀流オム・ジュンサン内野手(18)らと共に韓国の高校生「BIG3」に名を連ねた。米大リーグのヤンキースから総額300万ドル(約4億8000万円)の正式オファーが届いたが、それを断り今月21日に行われる韓国プロ野球(KBO)ドラフトを選んだ。

アジアは広い。現在地を突きつけられる完敗にも、岡田監督は「いい左ピッチャーを見させてもらったんで、あした勝たせてもらって、もう一度決勝で韓国とやりたい」と切り替えた。

▽韓国・チョン・ユジン監督(逆転勝利に)「日本の投手陣対策にしっかりと準備してきたことができましたし、何より私たちの投手交代のタイミングがうまくはまりました。3番手のキム・ミンフンがピンチをよく抑えてくれたし、最後はハ・ヒョンスンがきれいに締めた」

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