マーリンズ・イチロー外野手(42)が「2番右翼」で出場し、3打数2安打1四球1得点だった。

 1回1死無走者で外角寄りカーブをとらえ中前打を放ち、4番イエリチの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。3回は引っ張った当たりが強烈なライナーとなり抜けるかと思われたが、一塁手による横跳びキャッチの超美技に阻まれ一直、6回は四球、9回は先頭で中前打だった。マルチ安打は今季22度目。

 メジャー通算安打は3015本に。打率は2割9分2厘。

 守備では6回2死一、三塁で3番リンドアの右前打を処理し三塁へ送球したが、ワンバウンドとなり三塁手が後逸してカメラマン席に入り得点を許す、14年以来2年ぶりの失策を記録した。

 チームはエース右腕フェルナンデスが1回からつかまり、6回途中まで7失点(自責6)と打たれ、2連敗。貯金がゼロとなり、ワイルドカード争いが一層厳しくなった。

 フェルナンデスは「インディアンスは打線がいいチーム。打たれてしまったが、これを糧に次の準備をするしかない」と話した。