ロイヤルズが10年ドラフト1巡目(全体4位)で獲得し「ここ32年間でチームにとって最も重要なヒット」を放った男に戦力外を通告した。

 ロ軍の構想外となり、メジャー40人枠から外されたのはクリスチャン・コローン内野手(27)。

 3勝1敗で迎えたメッツとの15年Wシリーズ第5戦では、2-2の延長12回に殊勲の勝ち越し適時打。7-2の勝利に貢献し、ロ軍は4勝1敗で85年以来2度目の世界一に輝いた。

 コローンは15年のレギュラーシーズンでは43試合に出場して打率2割9分。さあレギュラー取りだと思われた翌16年だったが54試合で2割3分1厘。今年は7試合しか出場がなく、あえなく戦力外となった。

 自軍のドラ1でワールドシリーズのヒーローが、わずか18カ月後にクビ。大リーグの厳しさを象徴するような出来事となった。