暫定先発のドジャース前田健太投手が7回無失点と好投し、6勝目(3敗1S)を挙げた。

 中継ぎに回っていたが、他の先発を休養させるための措置で18日レッズ戦以来、今季12度目の先発を果たした。初回先頭ヤングにいきなり中前打で出塁を許し、次打者の時に二盗を試みられたが、捕手バーンズの好送球でチャンスの芽を摘み取って無失点に抑えると、2、3回と3者凡退に切り抜けた。

 4回に内野安打と併殺失敗などで1死一、二塁のピンチを迎えたが、4番バルブエナを空振り三振、5番シモンズを遊ゴロに打ち取った。5回にも2死から二塁打を浴びたが、9番の投手チャベスを空振り三振に仕留めた。1番から始まる6回は3者凡退に抑え、ペダーソンの3ランなどで4点の援護をもらった直後の7回もクリーンアップを3者凡退に仕留める安定したピッチング。ピンチらしいピンチは4回だけで、三塁を踏ませぬ好投で白星をつかんだ。

 投球内容は7回92球を投げ、4安打無失点無四球6三振で防御率は4・15。

 先発右腕マッカーシーが右膝痛で前日に10日間の故障者リスト入りしたことで、ロバーツ監督は次回も先発させる方針で、先発ローテーションに定着する可能性も出てきている。