マーリンズからフリーエージェント(FA)となっていたイチロー外野手(44)が7日(日本時間8日)、古巣のマリナーズと正式契約を交わし、記者会見を行った。年俸75万ドル(約8250万円)の1年契約で125万ドル(約1億3800万円)の出来高が付く。オフ期間は「泰然とした状態」で交渉の進展を待ったといい、約5年半ぶりの復帰に「これまで培ったすべてをささげたい」と熱い思いを語った。

 30年近く代理人を続けているイチローの代理人ジョン・ボッグス氏は「自分のキャリアの中でも特別な瞬間」と喜びを表現した。FA市場の停滞もあって契約までは苦労続き。マ軍との契約直前まで電話やEメールなどで各球団と接触を続け、球界では「しつこい」と話題になっていた。大物をクライアントに持つ一方、採算度外視でヤンキース傘下の加藤らマイナー選手の面倒も見る。慈善活動や後進育成のスポーツマネジメントの講師を務める篤志家は、「最初からシアトルが最適だと思っていたし、最高の組み合わせ。今日は特別な日であり、特別なシーズンになる」と感無量の様子だった。