エンゼルス大谷翔平投手(23)は、ヤンキース田中将大投手(29)とのメジャー初対決で、2打数無安打、2三振1四球の結果に終わった。一問一答は以下の通り。

 -第1打席に入った時の気持ち

 大谷 普段と変わらずに、1打席1打席、自分の仕事ができればいいかなと思っていきました。

 -田中に対し、2打数無安打、2三振1四球。結果を振り返って

 大谷 最初の打席に関しては、結果三振だったんですけど、しっかり(ボールを)見られた。最後(3打席目)の空振りはやっぱり、際どいところに、しっかり制球されていたので、なかなか打てなかった。最後の打席はあっちの方のペースに、自分が振らされていた感じかなと思います。

 -5年前との差は詰まっているか

 大谷 今日の3打席だけで分かるかと言ったらそうではないと思うんですけど、ボールの見え方だったりというのは、進歩はしているかなと思います。田中さんは田中さんで数多く、経験を積まれていると思うので、その分、難しい打席も多くなるのかなと思います。

 -田中との対戦。どういう感情だったか

 大谷 すごい勉強にはなりましたけど、やっぱりなんとか勝ちたかった。勝てるチャンスがいくつもあったので、そこをチーム単位でものにできなかったなっていう、悔しさが残るゲームだったかなと思います。

 -どういう攻略を描いていたか

 大谷 全体的に(ストライクゾーンの)枠の外での勝負かなと。初戦からそうでしたけど、自分なりに見極めている球もありましたし、そうじゃない球もあったので、比較的、安打は出てないですけど、四球もとれてますし、いい打席は多いかなと思ってます。

 -決め球を空振りした。田中のすごさは

 大谷 変化球、1球1球ももちろんすごいと思うんですけど、投げる位置であったりとか、カウント球から枠の隅を突いてくるような、コントロールを持っていると思う。ある意味、四球をとるというのはヒットより難しくなってくるところもある中で、無死一塁から一、二塁に広げられるチャンスがあったというのは、これは良かったかなと思う。

 -5年前との違い

 大谷 本当に今日だけでは難しいんですけど、全体的にみたら、変化球の割合がすごく多いかなと思うので、そこが良い悪いは別として、微妙に(球が)動いたりとか、そういうところも日本とは違うかなと思います。

 -そういう意味では全く違う投手だったのか

 大谷 全体的にどの球種もしっかりと制球できるというところは日本にいたときもそうでしたけど、やっぱり今日も、すごい良いところに投げつつ、審判も巻き込んでストライクって言わせるような、そういう素晴らしいコントロールがあると思う。そこはもう、日本時代と変わらないんじゃないかなと思います。