右肘側副靱帯(じんたい)の損傷で離脱しているエンゼルス大谷翔平投手(23)は、状態に特に進展はなく、引き続き再検査の結果を待つ。

 26日(日本時間27日)のレッドソックス戦前に、マイク・ソーシア監督(59)が「今まで話した通り、木曜日に再検査を行う」と話した。28日(同29日)に検査が行われ、結果次第で今後のスケジュールを組んでいく予定だ。

 また、大谷がコルチゾン(痛みや炎症を取り除く)注射を受けたかどうかについて、同監督は「受けていない。そういうことは何も聞いていない」と明かした。コルチゾン注射は、昨年7月、右肩の炎症で離脱していたマリナーズ岩隈久志投手(37)が受けた例がある。同投手はPRP(プレートレット・リッチ・プラズマ=多血小板血漿)注射に加え、コルチゾン注射を受けたが、大谷はPRP注射のみで処置したもようだ。(ボストン=斎藤庸裕)