エンゼルス大谷翔平投手(24)が3回途中2安打2失点で、2敗目を喫した。

1回にこの日最速の99・3マイル(159・8キロ)の直球を投げるなど、順調な立ち上がりを見せたが、2回、先頭打者のワンバウンドの打球に右手を伸ばして止めにかかった。その後、3回から各球種の球速が約5マイル(約8キロ)ずつ減速。この回に先制2ランを浴びた。50~60球程度の予定だったが、打球が当たった右手薬指の根元に痛みが残り、腰に張りが出た影響もあり、49球で降板した。

試合後、投球内容を振り返り、「決まった球数の中で、結局2点とられて、3回途中で降りてしまったので、自分としての仕事はあまり出来なかったかなと思います」と唇をかんだ。直球の球威については「そんなに力を入れるつもりはなかったんですけど、人が入っていて、上の舞台(メジャー)で投げるというところで、勝手に出力が上がったのかなと。それなりに良いボールもあったかなと思います」と、ある程度の手応えも口にした。

また、打球を右手に当てた場面を振り返り、「今まであまり手を出したことはなかったので、自分でもびっくりしたんですけど、反応というか、なんとなく捕れる感じだったので、手が出てしまったなという感じだったと思います」と話した。